【第469回例会レポート(2024年11月27日(水)19:00~21:00】

2024年11月27日/ 31 July, 2024

Hybrid meeting : Zoom online / きゅりあん4

師走直前の例会。会長も忙しく仕事の都合で間に合わず、教育担当副会長TM K.M. にて開会しました。ゲストのTM. A.K.ご本人より、Area Director代理としてクラブ視察にみえていることをお話いただきました。

例会の司会、TMOEを務めるのは、落語が好きで向学心が無限のTM K.K.

今日も盛りだくさんのプログラムゆえ、2時間の例会を前半後半で日本語、英語の部と通例のかたちにせず、日英のスピーチを前半、論評を後半に行うかたちで例会を進行しました。

今夜の言葉を紹介予定だったTM H.H.は体調不良とのこと。例会前に会場にきて、言葉だけをホワイトボードに記して帰宅。(どうぞお大事に!) 例会中に使おうとボードに記していったことばは、「しみじみ」と「Deeply」。

役割紹介も日英の部あわせて紹介。計時係 TM J.S.(日)、TM S.O.(英) 、 集計係TM K.Y.、文法係/GRAHCO TM K.I.(日)、TM M.A.(英) / レポート係 TM K.M.

[Speech Session/ 日本語・英語スピーチセッション]

■準備スピーチ1 TM N.K. 「日本一!」(15分)

TM N.K.のプロジェクトは、邪魔をしてくる聴衆を前に、うまくつきあってスピーチを話し終えること(Managing a difficult audience)。スピーチを邪魔する「お役目」をあらかじめ教育担当によって、会員5人ほどにしっかりと事前に託されていました。 

スピーカーのTM N.K.は、横浜生まれ、横浜育ち。けれど、今年プロ野球で日本一に輝いた、横浜DNAベースターズのファンではない。「日本一なんて話さないで、世界一の話をするべきでしょう」、「ここ東京のクラブで野球の日本一を語るなら、巨人のことでしょう」などと割り込んでくるひと、勝手に隣のひととおしゃべりをはじめるメンバーなどにときに声をかけながらスピーチを続行。最後は、幼少期に好きな野球チームの勝敗で機嫌がよかったり悪かったりした親、スポーツが好きでもないのに巻き込んでくる上司などの話から、好きでもないひとまで巻き込むべからず、とのメッセージでしめくくりました。

■準備スピーチ1 TM K.A. 「キリンのキンちゃん」

TM K.A.は、キリンの絵が描かれたかわいいトレーナーをきて登場。TM K.Aの取り組むプロジェクトは声の強弱や、トーンや声色を多種多様に使い分け、表情や身振りの表現を豊かにするスピーチをすること。腹話術のような話し方を用いて、そのプロジェクトに取り組みました。ど根性ガエルのぴょん吉のように、胸にかかれたきりんの絵を、自身の手でトレーナーの中から動かしながら、一人対話劇。そのやりとりのなかで、キリンは立ったまま寝る習性があること、時速50キロで走れることなどを教えてくれました。途中、観客に代わって自身で「へえボタン」を押すなど、関西出身のTMOE(司会者)も、「新しい芸風!」と喜んでいました。

■Prepared Speech 3 TM M.K. 「Reflecting on My Toastmasters Journey」

TM M.K. finished her Pathways「Presentation Mastery」and made her last speech reflecting her path which took about a year and a half. She briefly reflected on her speeches: starting from the one that she won the Club Contest and afterwards moved on to further stages. Then, she talked about her speech on the Children’s song ‘ Ijin san no oshie’.  She also reflected on the speech about when she first visited the Club. From these series of speeches, she learnt the importance to talk about a topic that is audience-friendly and less personal to connect with the audience. Her next step is to make speeches more audience-friendly and to work on complicated project in English.

■Prepared Speech 4 TM  K.I. 「Mt. Fuji」

TM K.I. ‘s project was to work on the feedback that she received last time, which was on body language and on showing emotion through her vocal variety.  The speech was about her most impressive experience in 2024- going to Mt. Fuji with her friend.  It was on a rainy day and the rain got worse as she went up the Mountain.  She was exhausted and began thinking about retiring. But her friend’s eagerness, kindness with a cup of hot water made her able to reach the top of Mt Fuji, The joy and the brightness of the sunshine at the summit was beautifully elaborated in her speech. 

[Evaluation Session/ 日本語・英語論評セッション]

■論評1 TM T.M.→ 準備スピーチ1 TM N.K.

邪魔をする聴衆に対処しながら話したTM N.K.のスピーチを「荒波のなかで着実にすすむ大きな船のようなスピーチ」と評しました。TM T.M.はよかった点として、スピーチの間、邪魔されても狼狽せずに話すペースをかえなかったこと、ときに「わかります、わかります。」と同調し、ときに邪魔された内容をまとめて「巨人は勝った、トランプも勝った、そしてベースターズも勝った」と話を元に戻したアドリブ力を指摘。他方で「僕のスピーチ時間だから」と制圧するスタイルについては疑問を呈し、その邪魔をするひとにもっと膝をむけて話すと、さらにバージョンアップするのではないかと提案しました。

■論評2 TM H.T.→ 準備スピーチ1 TM K.A. 

「ユーモアたっぷりなスピーチ」だったとTM H.T.は評しました。プロジェクトの目的通り、高音でキリンを表してひとりで対話するところで声のバライエティを用いて、また「へえボタン」を自分で押したり、独り芝居のようでテンポもよく、ユーモアで聴衆を引き込んでいったと論評。 入会してまもないTM H.T.の洞察による論評は鋭く、TM K.A.がスピーチの間、時折、視線がおよぎ恥じらいを感じたところも見逃さずに指摘しました。

■Evaluation 3 TM O.N..→ 準備スピーチ1 TM  M.K.  

First, TM O.N. celebrated TM M.K. for completing the pathway and commented, that the tempo was just right, and it was very easy to understand the speech. He also highlighted that the speech was aligned with the purpose of the project as TM M.K. analysed her failure and success, and talked about her next step, which was very logical . He also mentioned that the speech was heart-warming. He sent his gratitude TM M.K. in return to TM. M.K. as she gave her gratitude to the audience during her speech.

■Evaluation 3 TM  N.F.  → 準備スピーチ1  TM K.I.

TM  N.F. commented that TM K.I.’s speech was a story of hardship and joy and that gradual change how TM K.I. felt during the mountain climbing brought empathy among the audience. Also, TM N.F. mentioned that the speaker. used gesture effectively to draw the scene such as how heavy the bag was, and the breath when she was really tired. She mentioned that if TM K.I. used conversation during the speech, it was even better, introducing the example when the friend brought the hot water ’‘ Here is the hot water, so have a drink!’

■GE  TM.Y. U.

例会を総括して論評するGEのTM.Y. U.は、常々気になっていた論評の形式についてコメント。例会休憩中に、ゲストでいらしたTM. A.K.が他のクラブで行われている論評のやりかたを伺ったと、その内容をシェアしました。論評の仕方として「よかった点、改善点」方式、のほか「よかった、改善、よかった点」を伝えるサンドイッチ方式、最後にサマリーをつける方式などがあることを紹介し、論評者はスピーカーが気づいてない点を気づいてもらうような役割があることを再確認しました。

今日の例会は、参加者が通常より多く(なんと17名!)、新会員、久しぶりの出席した会員など、多様性のある会員が参加していたこと、今年残りの例会も毎回大切にしつつ、来年は500回目の例会を迎えることにふれて前向きな雰囲気のなかで例会を締めくくりました。

◆例会における受賞者

Best Speaker:TM M.K.、 Best Evaluator:TM T.M.

おめでとうございます!