MEETING REPORT JANUARY 30TH, 2019

Tokyo International Toastmasters Club Meeting #311

[日本語セッション]
TM RTが開会・ゲスト紹介、そして「おあとがよろしいようで」の本来の意味(落語で前座が師匠の準備ができたので交代する)を解説・引用し、「なるほど」と思わせる粋な方法で今夜のTMOE TM YOにコントロールを渡し例会がスタートしました。

今回、前半に日本語・英語のスピーチセッション、後半に日本語ワークショップという通常とは異なる構成でしたが、TM YOのマネージメントにより違和感なく非常にスムーズな進行でした。

「今夜の言葉」の担当者が欠席でしたが、自発的にTM SEが即興で今日の言葉「最新の」を紹介し、難なくリカバリすることができました。

準備スピーチでは、TM MOがPathways: “Innovative Planning”: L1 #1 Evaluation and feedbackに取り組み、タイトル「ハッピーパッド」で本人の実体験に基づいたアフリカ・ウガンダでの貴重な体験を話されました。貧困による生理用品不足により引き起こされる女子生徒の学校中退問題、なぜそのようなことが起こるのかをスピーカ自身の現地インタビューを交えながらスライドを使って説明されました。また、解決のためにクラウドファンディングで資金を集めて「ハッピーパッド」を女子生徒に配布し、その生徒が学校復帰を果たしたことなど、自身の社会問題に対する貴重な取り組みと成果が紹介され、最後は「ハッピーパッド」でハッピーという言葉で締められました。私個人としては誰もがなしえない実話だけあって大変魅了されました。

TM JSによる論評では前回のスピーチから改善されている点、さらに社会問題に取り組んだテーマ・ストーリの構成されている点など挙げられました。また、自信を持ってスピーチするには口角をあげる、ポーズをつけるなど非常に具体的な内容が提案され、スピーカに寄り添った晴らしい論評でした。

[English session]
Word master TM YO introduced the words of the evening “state of the art”, which is same meaning of Japanese session.

At prepared speech session, TM NK talked about “Name” based on Pathways: “Innovative Planning”: L1 Reach and Presenting. He started to tell us how he was named, introducing how his wife and he named his child, and lastly delivering a key message “Every child has a beautiful name” with singing “”Beautiful Name” of Godiego. It was very impressive and consistent story. Also, he seemed to enjoy and confident during the time. It’s first time for him in our club, but he knows very well how to make a speech from his TMC life/experience, and successfully expressed himself with eye contact and gesture.

As an evaluator, TM KA raised three good points – 1st: it was very organized, 2nd: well-researched, 3rd: attractive story about naming his son. Then, he suggested utilizing 1-minute left for speech, evaluating it was very good overall.

 

 

[ワークショップ]
後半はTM KYによるチームビルディングについてワークショップが行われました。
スピーカ自身のNPO活動とTMCでの経験を踏まえ、チーム作りのノウハウ・コンフリクトが起きた時の対応方法を非常にわかりやすく説明し、後半はA、Bの2つの課題に対し、3グループ別にディスカッション、発表、そしてまとめという流れでとてもためになる実践的なワークショップでした。
また、1時間という長丁場にも関わらず、聴衆の集中力が切れないよう話し方・ストーリー含めて大変工夫されており、あっと言う間に時間が経った印象でした。
チーム作りの3要素(理念共有、自己有用感、居心地の良さ) + 1の “+1”にNo2(右腕)を作ることには、私の経験からも心の中で激しく同意しました。
コンフリクトでは、料理を提供するNPO法人において、品質を維持して材料費をかけようとする会員と、会計担当から赤字回避から材料費を抑えようとするスピーカ自身との間でコンフリクトが発生するという興味深い話が紹介されました。
最後に、コミュニケーションが重要、そして非営利の場合なにが報酬なのかを考えるというまとめの言葉が非常に印象的でした。

TM RKによる総合論評では、初めてにも関わらず落ち着いた雰囲気で論評者の良かった点・提案を具体的に示されました。また例会全体として、事前に机の配置がワークショップ用に3つの島に分かれていたり、突然の欠席でロールが外れてもリカバリーできたりとチームビルディングがよく機能しているとコメントを頂きました。

ベストスピーカはTM MO、ベスト論評者はTM JSでした。おめでとうございます。

ビジネスセッションでは、一名入会希望がありました。

ビジネスセッション

2/13 (水) TITMC インハウスコンテスト、ブリーフィング 18:45スタート
3/16 (土) エリア93 コンテスト@武蔵小杉生涯学習センター 301
4/7 (日) ディビジョンI コンテスト@下丸子大田市民会館
5/10-12 全国大会@東京
3/27 (水) 花見例会