体験談9

パチパチ、パチパチ、、、、

会社の同僚にトーストマスターズクラブ(TMC)の存在を聞き、初めて東京インターナショナルTMCを見学したのは9か月前のこと。
予告もなしに会場に現れた私を当時のメンバーは大変温かく迎えてくれました。

例会は、我々バイリンガルクラブの場合、英語と日本語の両方のスピーチセッションがあり、メンバーが相互に、司会、即興スピーチ、準備スピーチやそれに対する論評などの役割を担って構成されています。

初日のその日、私が一番びっくりしたのは、例会を通してたびたび鳴り響くメンバー同士の拍手でした。
後日「ナルホド」と合点がゆくのでしたが、これからスピーチをする人には激励と期待の気持ちを込めてパチパチ、パチパチ。 スピーチが終わると、慰労と称賛の意をこめてパチパチ、パチパチ。 例会終了のときにはその日も有意義な例会であったことの互いの確認のためにパチパチ、パチパチ。
最初は「なんか、わざとらしいな」 と感じたものでしたが、その後自分がスピーチをする立場になり、パチパチ、パチパチに迎えられ、パチパチ、パチパチで終わった時、TMCの精神、「ここでは誰もが先生であり生徒である」ことを実感し、その後は私も実に自然にパチパチ、パチパチをするようになりました。

すでに書きましたように1回の例会は英語の部と日本語の部で構成されています。
やはり私たち日本人にとって特に緊張するのは英語の部。 思いのたけを少ない語彙に込め、身振りを交えながら、もどかしくスピーチをすることになりますが、一方その後の日本語の部(毎回この順番は入れ替わります)が始まった途端に、ホッとできる、あの気持ちよさ!!  すべての物事は緊張と緩和で成り立ち、たがいに引き立てあうのですね。

私がクラブに入会した動機は2つありました。
1つ目は、家族と離れ東京で単身生活している環境の中で、会社以外の人々と交流したかったことです。
私は人が成長するための早道は第1に世代や生きる環境が異なる人と触れ合うこと、ついで本を読むことだと思っています。 人は常に自分の尺度、言いかえれば枠組みで考え、判断します。 しかしそれは絶対的なものではないはずで、大きな包容力のある人はその枠組みが広い、広くしようと心がけている「柔らかな人」だと思っています。
2つ目は、錆びついている英会話を向上させたかったこと。
東京インターナショナルTMCはその両方の環境を提供できる素晴らしいクラブだと思っています。

 クラブではTry and errorつまり Learn by doing に価値を置きます。 失敗してもそれは次の成功へのステップと考えます。 

ほんまかいな? Seeing is believing! ぜひ見学にお越しください。 全員があなたをパチパチ、パチパチで歓迎します。