#401 Meeting Report June 8th, 2022
[前半日英ちゃんぽんセッション]
この日は途中参加するスピーカーのために、日英のセッションが交互に織り込まれたイレギュラーなアジェンダとなっていました。
なんと、前半は司会(TMOE)のTM K.K.を除き、全員が現地で参加!
久しぶりに紙のコメントシートや表彰状が手渡しされました。
前は当たり前だったけど・・やっぱり手書きがうれしいですね。
今夜の言葉は週末幸せ続きだったTM N.H.により「心満意足」、「gratified」と発表されました。
役割:
計時係:TM K.K. (入会後初ロール!):英語で真摯に説明をされていました。
例会レポート係:TM R.T.
文法係:TM N.H.
集計係:TM J.S.
準備スピーチ#1 TM N.K.
タイトル:オンラインスピーチが苦手なワケ
TM N.K.は仕事帰りにもかかわらず、「スピーチ中に邪魔をしてくる聴衆に対する対応を行う」というプロジェクトのスピーチに生き生きと挑戦されました。
3年ぶりにスピーチコンテストに出てみたけれど、オンラインだったために、非常にやりにくかったというTM N.K.
何故オンラインコンテストが嫌なのかについて語ります。
スピーカーにとってスピーチは目の前の聴衆に向けて話をする、という単純明快なものなのに、オンラインになってからは聴衆の反応が見えず、Zoomの使い方や通信状況を考慮するなど、複雑なものになってしまった。
と、ここでオーディエンスのメンバーが談笑を始めます。
するとすかさずTM N.K.が「大きな声でお願いします」「ご意見はこの後の打ち上げでお聞きします」と切り返しました。
スピーカーはそもそも”挟まっているもの”が嫌いだそう。
ここで「ハサミって英語で何でしたっけ?」と、藪から棒な質問が飛びますが「シザーですね」と冷静に返すTM N.K.
映画の吹き替えのように、翻訳を挟んでニュアンスや意味合いが変わってしまったり
Frozenが商業主義のフィルターを挟んで邦題でアナ雪になってしまったり・・
また、プログラマーの使用する言語も、よく使われるJavaやC+などはコンパイラというプログラミング言語から機械語に翻訳する過程を通しており、やはり微妙に違いが出てくるそう。
機械語を駆使するスピーカーに対し、「えーヤバーい、パソコンとため口聞いてるようなもんじゃないですかー」とヤジが飛びますが、全く動じずに「そう、まさにそれです。聴衆とも間になにも挟まず、タメ口でやり取りするかのようなコミュニケーションが取りたいんです」と切り返していました。
レポーターは邪魔するのに集中しすぎて結論部分をあまり覚えていませんが、TM N.K.は最後まで見事に聴衆をハンドリングしていました。
盛り上がる会場をオンラインで見守っていたTMOE。溝を感じて少し寂しそうにされていました。次回は会場にいらしてくださいw
[English part] Table Topics managed by TM M.A.
She asked only one question. “Tell me about something new and good in the last 7 days.”
The first speaker was TM J.S.
He started personal training to lose weight and get buffed, however, his attempts hadn’t succeeded. Since he loves alcohol, it’s difficult to keep staying away from them.
There are always well-done party after the meetings, so he said he would start his trial from the next day.
Hmm seems to take a bit long time to achieve his goal. Go for it!
The second speaker was TM T.H.
It’s been one and half years since he joined the meeting last time. He apologized for the absence and showed his gratitude to come back.
On the last Friday, athletic meeting was held at his son’s school. His son was a relay runner and eager to win, however, he was not so good at running. The speaker was a track and field athlete in youth, so he asked dad to practice together. They went to the athletic field on the weekends and ran and ran! The speaker told the little boy, “if you practice more, you can do it!” On the last Friday, he successfully came in first!
Wow! He nailed it! Congratulations!
The third speaker was a new member, TM K.K.
She was surprised to be picked up, saying “panicked!”
It was the first time for her to join the meeting as a member.
Well, the table topic master knew you could do it. And you did it!
The speaker told us that she started to take personal English lessons by native speaker from the last weekend. She hoped that would help her to improve her language skill.
What a sober member! I’m pretty sure you’ll make a big progress!
The fourth speaker was TM A.O.
He is known that he has a good stock of knowledge of magic and movies, and often delivers variety of speeches. Therefore, every member assumed that he would talk about the movie he watched. Guess what? He talked about his piano recital!!
He practiced and practiced and was very confident that he played Mozart perfectly. He could imagine vividly that he won a shower of applause. Nevertheless, his hands kept trembling with nerves and the performance was not like he conceived of. Nonetheless, he never stopped and accomplished his performance. “I never gave up, that’s important,” he concluded.
Agree! How many hobbies do you have, btw?
[General Evaluation] TM T.H.
Usually General Evaluator evaluates the evaluation of evaluators, but there was no evaluation in the first session, so he made comments to the table topics.
To the Table Topic master:
She chose a good topic. The rainy season has come and TM T.H. felt a bit depressed, however, the speeches made cheerful atmosphere.
To the 4 speakers:
The first speaker was energetic and humorous, which the GE liked. He was glad the speaker hadn’t changed at all.
The second speech was delivered by the GE. It was more than a year ago when he did the impromptu speech in English last time. He stopped thinking and just kept talking. Practice, practice, practice! That’s a key to be a good speaker as well as a fast runner.
The GE praised the challenge of the third speaker, the new member. She was straight to the point and the story was easy to understand.
The fourth speaker made the GE surprised by his speech. What a talented person he is! He can do magic and nice speeches. This time, piano was newly added!
後半の部
後半は、TM Mさんによる準備スピーチから始まりました。
■TM Mさん:「ホース」
『コミュニケーションと聞いて何を思い浮かべますか?ホースですよね?』
という問いかけからスピーチが始まりました。思いがけない問いかけで聞き手の心をスピーチ冒頭からがっちり掴みながら、TM Mさんはコミュニケーションをホースに擬えて考えるとよいというテーマでスピーチをされました。
言葉は水であり、コミュニケーションは水を流すホースである。ホースが狭かったり目詰まりしているとうまく水が流れない。それはまるで、コミュニケーションがとれていない相手には自分の言葉がうまく伝わらない、かのよう。と、冒頭の問いかけの意味を説明しつつ、なぜこのように考えるようになったかを、ご自身の業務経験の例を紹介してくれました。
コンサルタントとしてご自身が宇宙人のような上司と一緒に、フランスのクライアントの案件を担当したことがあったそう。上司とクライアントはとても仲が良かったことから、うまくやってくれて案件はスムーズに進むだろうと思われましたが、実際はトラブル続きで思うように進まなかったそう。ある日、ついに、上司がクライアントに詰め寄ってくれて、クライアントにも進捗状況の深刻さが理解されて、案件が立て直されたそう。その時TM Mさんは次のように思ったそうです。 立て直し前の上司とクライアントとの間には一般家庭にあるような普通のホースがあるだけで、コミュニケーションもいわば庭に撒かれる水のような仲良く争わずというものであった。それが、クライアントに詰め寄った時には、上司のホースは消防車で使うような太くて頑丈なものに変わって、クライアントに対するコミュニケーションも消防ホースから噴出されるすごい勢いの水のような大きい圧を持ったものに変わった。
相手とのコミュニケーションにおいて、そこにホースはあるのか?どんなホースなのか?太くて頑丈か? ということをいつも意識し考えるようになったそうです。
当時の業務の様子や人間関係を図で示しながらのスピーチで、聞き手にとって大変分かりやすかったです。主題であるコミュニケーションとホースの例えもすごく腑に落ちて学びを得たスピーチでした!
続いて、例会前半のTM Kさんの準備スピーチに対する論評に移りました。
■TM Oさん:TM Kさん「オンラインスピーチが苦手なワケ」に対する論評
まず、TM Kさんが難しいプロジェクトに挑戦されたことに敬意を表されました。
そして、この例会から入会された方のために、このプロジェクトが「聞き手に4人の妨害者がいて、質問したり関係ない私語をはさんだりしてスピーチを妨害する」ものなのだと説明を交えてくれました。
通常は1人1回の妨害なのですが、今回は1人が何度も妨害していたタフな状況だったにもかかわらずスピーチを最後までやり遂げたのも素晴らしいと評しました。
最後に、サジェスチョンとして、「オンラインスピーチでは対話ができずリアクションも分からないが、妨害というリアクションがあるのは対面スピーチの醍醐味」とまとめると対面スピーチの良さがより伝わったのでは?とアドバイスがありました。
続いて、TM Mさんの準備スピーチに対する論評がTM Tさんからありました。
■TM Tさん:TM Mさん「ホース」に対する論評
冒頭に「ホースですよね?」と2回も念押しされて、聞き手としては「へ?」となったけど、それも織り込み済み・計算されてのテクニックだったと思う。
スピーチの構成が素晴らしかった。冒頭のホースの提起⇒具体的な例⇒最後にホースで締める。
複雑なストーリーなのに、とても分かりやすかった。
今回のスピーチのプロジェクトの目的のとおり、聞き手に対してコミュニケーションスタイルを見直すきっかけを訴えかけるスピーチだったと思う。
サジェスチョンとしては、タイムマネジメントの観点から、上司やTM Mさんの説明のところをより端的にすると良かったと思う。
準備スピーチ、論評が終わり、例会のまとめに入っていきます。まず、TM Hさんからの文法報告です。
■TM Hさんの文法報告
TM Hさんより、例会中に使われた間違った表現、素晴らしい表現、エー・アー等の不要な言葉(フィラーワード)、今夜の言葉が使われた回数について報告がありました。
TM Mさんのスピーチでは、エー、アーは無かったが、「まあ」が使われる回数が多かった。
全体通しての印象的な表現として、「宇宙人」「嗅覚だけは犬並み」「至極の楽しみ」「自然にわかってしまう」「職権乱用」などを紹介していただきました。
次いで、TM Hさんからの総合論評です。論評者への論評と、例会全体へのコメントを行うのが、総合論評の目的です。
■TM Hさんの総合論評
TM Oさんの論評に対する論評:
スピーチプロジェクトの意図を説明してくれた。また、論評の時間が限られている中、計時係からの黄色の案内が出たときに、話をまとめる方向にさっと切り替えたのが良かった(つい長話になってしまうところを)
TM Tさんの論評に対しては:
スマートな論評で、スピーチを論理的に説明する形で論評されていて良かった。
全体に対しては:
TM Hさん自身が1年半ぶりの例会参加だったため、まず久しぶりに来ての感想を話してくれました。
・いいですね、うちのクラブ
・笑顔で迎えてくれるハーモニー感
・このような雰囲気は、新しい方にもプラスである
・心満意足(←今夜の言葉)の気分
最後に、聞き手に対して、スピーチにもっと素直に反応してもいいのでは?(スピーチの面白い点、笑える点は、聞き手が素直に笑う) と提案して、総合論評を締めてくれました。
例会の最後に、投票により本日の表彰者を決めます。
ベストテーブルトピックスピーカー: TM H
ベスト論評者: TM T
ベストスピーカー: TM K
おめでとうございます!!
今夜は例会終了後にも続きがあり、来期の役員を選出する選挙が実施されました。トーストマスターズの年度は7月に始まり翌年6月に終わります。今の時期は年度末であり、来たる新しい年度への準備の期間でもあります。
■役員選挙
書記から、会員数や定足数の確認があったのち、
・来期役員への立候補者の紹介、
・立候補者に対する応援スピーチ、
・立候補者からの立候補スピーチ
・会員からの投票
と進行していきました。
無事に、来期の役員7名が選出されました! 立候補スピーチから、それぞれクラブへの熱い想いや役員としての希望を聞くことができました!
盛りだくさんの内容でしたが、お疲れ様でした!
Reported by TM R.T & TM M.Y