体験談11

幼少時代、そして仕事を始めてからも人前で話すことが本当に嫌いだった。
学校で先生に「M本さん、起立してここの段落を読んでください。」と指名されたとき、
顔が赤くなり、手が震え、そしてクラスメイトから
「全然聞こえませ~ん。」などと心無い言葉を浴びさせられることもあった。
声が小さい私をからかって、まだ何も話してない私に投げかけた言葉だ。
こうして人前で話すことが私にとってコンプレックスとなった。

ただ社会人になって会議等で発言することが多くなる中、皆に理解してもらえるように要点をまとめて話すことが必須となった。
「上手く話せませんので、すみません。」では通用しない年齢になってしまったのだ。

いつまでも甘えてはいられない。
そこで出合ったのが、東京インターナショナルトーストマスターズクラブだ。

ここでは私のスピーチに耳を傾け、そのスピーチの良いところ、改善点を教えてくれる。
例会を重ねるごとに自分のスピーチに自信が持ててきたような気がする。今では会議で前に立って発言することも苦でなくなった。
まだまだ学ぶべき点は多いが、このクラブで自分の力をさらに伸ばして行きたいと思う。