MEETING REPORT Mar 31h, 2021

#370例会レポート(31st March, 2021)
TM K.K.さんの提案で、今夜は「オンライン花見例会」として開催しました! 「オンライン」と「お花見」という、今の時代を反映した新しい組合せの試みでしたが、お花見の余興らしさもトーストらしさもある企画が盛りだくさんで、とても楽しい例会になりました!Zoomの個人背景には各々桜の写真を使い、お花見の雰囲気も充分に出ていました!

今夜の司会(TMOE)は、TM K.K.さん。「かの有名な”桜を見る会”に参加したことがある」という、嘘か誠かのお話から例会がスタートしました。参加者がリラックスして例会に入れるようなネタ・ジョークの選び方がいつも秀逸です(^^)
計時係(Timer)はTM O.N.さん。文法係(GRAHCO)は急遽前回入会されたばかりのTM H.A.さんに引き受けていただきました。積極性が素晴らしいです!!

TM K.M.さんからの「今夜の言葉」は、「ときめく」。桜やお花見のイメージにぴったりな言葉です!

前半は、通常の準備スピーチをTM R.T.さんに披露していただきました。スピーチタイトルは「永遠の輝き?」。
弟さんが独立してから、お母様がダイヤモンドを買うようになったそう。コレクションがどんどん増えていき、宝石店に一緒に付いていって値段を見てR.T.さんはびっくり!弟さんと一緒にお母様のことが心配になったそうです。
ここで、”炭素の塊”であるダイヤモンドが高価である背景が紹介されました。地下深くの高温高圧によって炭素原子が強く結びついてダイヤモンドになるのですが、1トンの岩石から0.1グラムのダイヤしか取れないそう。また、何より、ダイヤモンドは硬いので加工が難しく、15世紀まで原石を加工研磨できる技術が無かったそうです。ベルケムさんという職人さんが、工房の親方の娘さんに恋をして、「ダイヤが加工できたら結婚を認めよう」と言われたことをきっかけに、そこから数年間(!)試行錯誤を繰り返し、ついにダイヤの粉でダイヤを削るということを発見!愛の力でダイヤが宝石へと変わったんですね!
一方、ダイヤモンドの影の面にも触れられました。戦争の資金源になっていること、不当労働による採掘。紛争地区の外でのダイヤ(エシカルダイヤ)を促進する動きがあるそうです。
最後に、気が付いたらお母様はダイヤモンドを買うのを止めていたそう。お父様が退職されて単身赴任から戻ってきたのがきっかけだったようです。お母様がダイヤを欲しがっていたのは寂しかったからでしょうか?
R.T.さんは、このお母様のダイヤの件、トーストのネタに出来ると思ったそうです。「皆さんも爆買いをしたくなるようなことがあったら、それをトーストのネタにしたらいかがですか?」とVPEのR.T.さんらしく締めていただきました!

私個人的には、ダイヤモンドの様々な側面を知れたこと(特に、愛の力(!)で加工技術が見いだされて今日の宝石の形になったこと)が発見でした(今後のネタにします)。また、R.T.さんがお母様のダイヤを買う様子からお母様の内なる気持ち・心情を推し量っていることに、ほっこりしました!

TM R.T.さんに対する論評はTM A.O.さんでした。
まず、スピーチの目的である「効果的な視覚資料の作成」について、プレゼン資料の作りが素晴らしく目的を果たしておりパーフェクトだった。スピーチの最初と最後が繋がっており、スピーチの構成が見事。流れるようなスピーチだった。
スピーチの最初と最後が繋がっていたが、最初に「寿司のネタじゃなくてダイヤのお話です」というつかみから始まったので、最後にも最初の寿司のネタつながりを強調して締めても良かったのでは。
また、TM R.T.さんのスピーチに限らず、オンライン(Zoom)における課題として、ビジュアルエイドが充実するもののスピーカーの顔が見えなくなるので、その点の工夫をすべき。(これは素晴らしい提言ですね!)

文法係(GRAHCO)のTM H.A.さんから、TM R.Tさんのスピーチについて、・スピーチしながら自分で間違いに気づいて訂正するスキルが素晴らしい、・「ときめいちゃいますよね」という変化球の言い方が良かった、と評価がありました。
TM A.O.さんの論評については、「まずはじめに…」「それからこうなって…」と接続詞の使い方が上手く、スピーチを思い起こさせる。肩の力が抜けて、語り掛けるような論評。との評。
TM K.K.さんからTM H.A.さんについて「入会されたばかりなのに、個性を見る観察眼が素晴らしい!」と評されました。

ここからは、お花見スペシャルセッションに移りました!
「徹子の部屋」ならぬ「〇〇の部屋」と題して、4人の有志の方が順番に司会となって各セッション・企画を受け持ってもらう形で進みました。

一人目はTM K.K.さんが司会の『K.の部屋』
その場でお題の提示&スピーカーの指名をして、指名されたスピーカーは1分30秒の即興スピーチを行いました。トーストマスターズらしい企画です!
お題1: オンラインと花見と私
TM K.M.さん。オンラインでの花見は今回が初めてだった。最近オンラインでのおしゃべり会を始めた。週2回オフィスに出勤するが、きれいな桜が見える。
お題2: 花見と家族と私
TM M.A.さん。桜で思い出すのは、息子さんの学校の桜、入学式の思い出。先日のTM O.N.さんのスピーチに出てきた森山直太朗の「さくら」にジーンとした。
お題3: 花見と映画と私
TM A.O.さん。坂口安吾の短編小説「桜の森の満開の下」を、篠田正浩監督・若山富三郎主演で映画化した。内容が怪奇・文学的で、理解するのが困難であったため、若山富三郎さんには「これは月光仮面です」との説明で納得してもらったらしい。
お題4: 桜とトーストマスターズと私
TM O.N.さん。お花見の例会は過去にあったのだが、O.N.さんはその時は参加が出来なかった。屋外でのお花見には寒くて凍えた記憶などいい思い出が多くないので、今日のオンラインでの例会はいい機会。
お題5: 花見とお酒と私
TM R.T.さん。言うのを躊躇うが、花見で友達とファイヤーボールという度数の高いお酒を飲んだ。桜が頭の中でぐるぐる回る状態に…。さらに、携帯電話を失くしてしまい、取りに行くことになってしまった。
お題6: 花見と楽しかった思い出と私
TM G.K.さん。大学生の時に初めて日本に来たが、大学生の時は花見をする機会がなかった。社会人になって、屋外の花見は寒いなどネガティブな話を聞いていたが、ライトアップされた桜を見ていいものだと思った。

二人目はTM M.A.さんが司会の『M.の部屋』
参加者が順番に、前の人の言葉に1文節ずつ言葉を足して(話をつなげて)次の人にリレーする「言葉つなぎ」を行いました。全員ギブアップすることなく、20分近くリレーが続きました!
結果的に出来上がったストーリーとしては、題して「彼女とトーストマスターズと犬と猫」:彼女をトーストマスターズに連れていく、トーストマスターズのクラブをもう一つ作る、最終的にトーストマスターズでスピーチする、というものになりました!
展開(ストーリー)が目まぐるしく変わるなか、話の全体をとらえつつ意味が繋がる言葉を即興で見つける必要があり、スリリングでした。ジェットコースターに乗っているような気分でした!頭の中がグルグルと回っているような…。
展開をガラッと変える人、質問を投げる人、勢いでつなぐ人、新しい要素・情報を入れる人、それぞれの個性が出ていたと思います!

三人目はTM G.K.さんが司会の『G.の部屋』
こちらは、指名された方が「ものまね」を行い、他の参加者はそれが誰のものまねかを早押しクイズ的に当てるというものです。相手に連想をさせるコミュニケーションスキルが必要です。普段しないものまねに戸惑われていましたが、果敢にものまねに挑まれた方がいたり、直接のものまねを避けてそのキャラクターが言いそうなフレーズを提示した方がいたり、それぞれに工夫をされていました!
ものまねリスト:木村拓哉・タモリ・桃太郎・菅総理・ドラえもん

四人目はTM N.H.さんが司会の『N.の部屋』
N.H.さんはお仕事の都合で遅れてしまったのですが、駆け込みで例会の最後に来てくれました!
N.H.の部屋は、ある絵について言葉で説明をして、その説明を聞いた他の参加者がその絵を正しく描けるか、という内容でした! 聞いた言葉の説明から絵を連想することは、コミュニケーションとともにイマジネーション力を駆使した作業で楽しかったです!

企画が盛りだくさんで、楽しいオンライン花見例会になりました!お花見の余興の雰囲気がすごく味わえました! 提案と企画を担当されたTM K.K.さん、TM M.A.さん、TM G.K.さん、TM N.H.さんのご尽力のおかげですね。
この日は年度末最終日ということで業務の都合で急遽参加できなくなった方もおりましたが、入会されたばかりのTM H.A.さんが積極的にroleを引き受けてくれたのもナイスカバーでした!

Report by TM M.Y.